ど素人のブレーキパッド交換記!【ブレーキパッド交換方法】【キーキー鳴る原因解決】

タイヤを外した部分

こんにちは、てもきちです。

いきなりですが、みなさんはブレーキパッドの交換ってしたことありますか?

僕はありませんでした。…つい先日までは!

でも、今はもうブレーキパッドの交換をしたことのある僕になっているんです、はっはっは…!

…って、なんだか偉そうですみません。笑

ということで、先日、車のブレーキパッドを交換してみました。
車については全くの無知でど素人の僕が、どのようにブレーキパッドを交換したのか、お伝えします。

この記事でわかること
  • ステップワゴンのブレーキパッド交換方法、必要なもの
  • ブレーキパッドがキーキー鳴る原因と解決方法
  • ど素人がどのようにブレーキパッド交換をしたのか
  • ど素人でもブレーキパッド交換ができること

きっかけ

きっかけは、車ではなく、家電が壊れたことでした。
少し前に食洗機が故障したので、ネットで修理方法を調べて修理したところ、自分で直すことができました。

最近、車のブレーキがキーキー鳴っていたので、それも自分で直せるかも…と思い、調べてみたら自分でやれそうだったので、自分で行うこととしました。

とはいえ、ブレーキが効かなくなったら大変ですよね。
うまくできるか心配だったので、ネットで念入りに調べてから行いました。
もし、みなさんも自分で交換する場合は自己責任なので、念入りに注意して行ってください。

それでは、実際の交換作業の様子について、紹介していきますね。

ブレーキがキーキー鳴る原因

まず、ブレーキがキーキー鳴る原因をネットで調べたところ、考えられる要因が2つありました。

  1. ブレーキパッドがすり減っていて、交換時期を教えてくれる金具が鳴っている
  2. ブレーキパッドの残量はあるものの、ブレーキをかけたときにパッドの振動で鳴る

1について、ブレーキはパッドの残量が減ると、「もうすぐパッドがなくなりますよ」というサインで音がキーキー鳴る仕組みとなっています。
この場合の対策は、ブレーキパッドを交換するしかありません。

2について、残量があるのになぜキーキー鳴るのかというと、ブレーキをかけたときに、ブレーキパッドの裏側の金属部分が振動して鳴っているのだそうです。
交換時にグリスを塗って振動を抑えるのですが、時間とともにその効果が薄れ、鳴るのだそうです。

今回交換する車は、ステップワゴン(型式RP3)です。
この車は、4輪ともディスクブレーキなので、ブレーキパッドが各タイヤに2枚ずつあることになります。
つまり、4か所のうちどこかが鳴っているということなので、1つずつ確認していっても、外れを引き続けたら4か所全て確認する必要が生じます。

そこまで行う可能性があるのであれば、ブレーキパッドを全て交換することにしました。

購入したのは、DIXELのEXTRA Cruiseです。
純正のものより高価ですが、工賃が不要となるので少し良いものを選びました。

DIXCEL EC ブレーキパッド フロント、リアの箱

ブレーキパッドは車種、型式に合ったものを購入してください。
型式は、車検証を見れば確認できます。

必要なもの

必要なものリストです。
必要に応じて購入してください。

①ブレーキパッド(車種に合ったものを購入してください)

②ブレーキグリス(今回はブレーキパッドに付属していたものを使用)

③トルクレンチ

④メガネレンチ

⑤スパナ

⑥パーツクリーナー

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⑦グリス(ねじ用)

⑧エア抜きポンプ

⑨ディスクブレーキセパレーター

⑩ウエス(雑巾)

交換手順

それでは、僕が実際に行った、交換の手順を紹介します。

ブレーキフルードの確認

ブレーキパッドの交換作業では、ブレーキフルードが溢れる可能性があるので、最初にエア抜きポンプで抜いておきます。

ボンネットを開けると、ブレーキフルードの入れ口にフィルターがあるので、取り外します。

ブレーキフルードのフィルターを外したところ

目盛りは見えていませんが、20mlほど抜きました。

ブレーキフルードの入ったエア抜きポンプ

ジャッキアップしてタイヤを外す

車が動かないようタイヤに輪留めをし、車載のジャッキで車体を持ち上げ、タイヤを外します。

タイヤは、トルクレンチを使って外しました。
タイヤを留めるボルトが盗難防止のものの場合は、通常の六角では外せません。
そのボルトの形に合う専用のものを用意する必要がありますので、注意してください。

車の下にセットしたジャッキ

ブレーキキャリパーのボルトを外す

下の写真は、タイヤを取り外した後の写真です。
黄色い丸のところにボルトがあります。
このボルトは、スライドピンという名前だそうです。

後輪は、スライドピンを12mmのメガネレンチで取り外します。
ただ、そのままでは、スライドピンが回転して取れないので、その内側を17mmのスパナで固定しながら外す必要があります。

タイヤを取り外した後のホイール

僕は、レンチを回す向きを間違えていることに気付かず、「開かない~!」と言って20分くらい奮闘していました。気を付けてください。笑

前輪は、スライドピンが14mmで、内側の固定する部分が17mmのスパナでは入らなかったので、19mmか21mmではないかと思います。そのサイズのスパナがなかったので、モンキーレンチで対応しました。

また、前輪のスライドピンはかなり固かったので、外すのに30分くらい要しました。笑

最終的には、作業がしやすいようハンドルを左右に切り、メガネレンチより柄の長いトルクレンチでなんとか外しました。

ブレーキパッドを外す

ブレーキキャリパーを持ち上げ、ブレーキパッドを外します。
ブレーキのホースが長ければ、キャリパーの上のボルトを緩めるだけで上に上げることができるようですが、この車は短かったので、ボルトを2本とも外してキャリパーを外しました。

後輪のパッドは、外側ははめ込んであるだけなので、ディスクに残ったものを外します。
後輪の内側は、パッドの裏側の金具がピストンの中に入っているので、キャリパーを上げるとピストンについていきます。
ピストンが出ていると隙間がなく外せないので、ディスクブレーキセパレーターを使用してピストンを押し込み、スペースを作ってから外しました。

キャリパー周りを清掃

パッドを外したら、パーツクリーナーを使ってキャリパー周りを清掃します。

黒いカスは、パッドの削れたごみなので、きれいにする必要があります。

パーツクリーナーをスプレーし、雑巾で拭きました。

ブレーキパッドの取り付け

新品のブレーキパッドの鳴きを防ぐため、パッドの周辺を削りました。
適当なやすりがなかったので、コンクリートに押し付けて削りました。

その後、ブレーキパッドにグリスを塗ります。Dixcelのパッドにはグリスが付属していたので、それを塗りました。
キャリパーやピストンが当たるパットの裏側の部分と左右の出っ張りの部分に塗りました。

裏にグリスを塗ったブレーキパッド

塗りましたが、なんか汚いですね…笑
汚くなってしまっても、ブレーキパッド面には塗らないように注意してくださいね。

グリス塗布後、外したのと反対の要領でパッドを取り付けます。
ピストン側のパッドには、ピストン内に入れるための金具が3つ(長い爪のようなもの)ありますが、それを3つとも入れ込むのに苦労しました。

今回使用したDixcel ECのパッドは、シム(パッドの裏側に取り付ける金属のプレート)の取り付けは不要なので、そのまま取り付けました。
シムの取り付けが必要なブレーキパッドは、シムを取り付けてから車に取り付けます。

ブレーキパッド取り付け後の様子

ブレーキキャリパーを戻して、タイヤ取り付け

ブレーキキャリパーを戻します。
スライドピンにねじ用のグリスを塗ってから締めます。
グリスは家にあったものなので、専用のものではないかもしれません。

スライドピンは外れるといけないので、力いっぱい締めました。
締め付けトルクが決まっているのだと思いますが、わからなかったのでそうしました。

グリーススプレーとグリスを塗ったボルト

その後、タイヤを取り付けました。

ブレーキの踏み込み

この作業を忘れるとブレーキがきかないとのことなので、何度もブレーキを踏み込みました。
ネットで調べたところ、エンジンをかけて踏む人とかけずに踏む人がいました。
正解がどちらかわからなかったので、両方やっておきました。笑

個人的には、エンジンをかけずに踏む方が、数回踏み込んだ後にブレーキの遊びがなくなる感覚がありました。
エンジンをかけずに踏む方が、正解な気がします。

ブレーキフルードを戻す

最初に抜いたブレーキフルードを戻し、ボンネットを閉めて完了です!

ブレーキが鳴っていた原因

交換してみて、ブレーキが鳴っていた原因がわかりました。

最初の方にも書きましたが、ブレーキが鳴る原因は2つ考えられました。

  1. ブレーキパッドがすり減っていて、交換時期を教えてくれる金具が鳴っている
  2. ブレーキパッドの残量はあるものの、ブレーキをかけたときにパッドの振動で鳴る

交換時にブレーキパッドを見たところ、残量はあったため、交換時期のサインとして鳴っているわけではありませんでした。

そのため、2つめの原因だとわかりました。
交換するパッドの裏側にグリスをたくさん塗っておいて、振動音が鳴らないようにしました。

裏にグリスを塗ったブレーキパッド

作業を終えて

後輪、前輪ともに手順を確認しながら作業した結果、合計で5時間ほどかかってしまいました。

その結果、無事にキーキー鳴らないようになりました!パチパチパチ…👏

なかなか大変でしたが、自分で行うことで経験値が増え、レベルアップできました。
そして何より、自分で作業して上手くいったときの達成感を味わえました
これが自給自足の醍醐味だと思います!

キーキー言わないブレーキって最高っ!笑

車の修理も立派な自給自足

車の修理って自給自足と関係あるの?と思われる方もいるかもしれません。

実は、自給自足は、食やエネルギーの自給をするだけではないんです。
自分で車の修理やメンテナンスをすることも、立派な自給自足です。

車だけでなく、家電や住まいに関することもそうです。

家電や家の修理・メンテナンスを業者に依頼している方も多いと思いますが、当然費用がかかります。
費用がかかるということは、支払うお金を稼ぐ必要があります。
お金を稼ぐためにやりたくない仕事をやるとなると、自給自足から離れた生き方となってしまいます。

自分でやれることを増やすこと、これも自給自足にとって大切なことだと思います。

ブレーキパッドの交換は自己責任ではありますが、みなさんもやってみてはいかがでしょうか。
他にも自分にできることをやってみるのも、自給自足的な暮らしに繋がります。

一緒に自給自足ライフを楽しみましょう!

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