2024年春作で育てる野菜を紹介します

畑のナス

こんにちは、てもきちです!

前回は、野菜の種の芽出しについて紹介しました。

今回は、芽出ししている野菜の品種について紹介します!
なぜこの品種を選んでいるのか、その理由もお伝えします。

芽出しする野菜について

今回芽出しする野菜は、トマト、ナス、ピーマン、レタスです。
一言でトマトと言っても、ミニトマト、中玉トマト、大玉トマトがありますし、それぞれにたくさんの品種があります。
まずは、その品種の紹介をしますね。

トマト

シュガーランプ

一般的な赤いミニトマトで、育てやすい品種です。
味も一般的なミニトマトでおいしいです。

僕は畑を始めた5年前からずっと、このシュガーランプを育てています。
残念ながら昨年は、伸びすぎた苗を植えたことと、あまりの暑さで上手く育たず、種を採ることができませんでした。
そのため、今回は2022年に採種したもので芽出しをします。

アロイトマト

赤い大玉トマトです。
露地栽培(ハウスではなく屋外)でも育ち、味も良いと聞き、昨年から育て始めました。

ただ、これもシュガーランプと同様に、伸びすぎた苗を植えたことと、昨年の夏の暑さで上手く育たず、種が採れませんでした。

昨年の種が余っていたので、今年も育ててみます。

ナス

真黒ナス

一般的な、濃い紫色(ほぼ黒)のナスです。
育てやすさ、味、収量ともに文句なく良いです。

ほとんど虫に食べられることもありません。
種もたくさん採れるので、毎年自分で採った種から栽培しています。
今年も自家採種したもので、芽出しします。

在来青ナス

黄緑色のナスです。
形は少し太めで、おいしいナスです。

真黒ナスとの違いは色だけではありません。
芽出しの段階ですでに違いがあります。
芽が出にくいです。

昨年も真黒ナスと同時に芽出しをして育苗をしましたが、真黒ナスが20個ほど苗を作れたのに対し、3つしか作れませんでした。

その後の生育については、虫に食べられることはありませんでしたが、収量は真黒ナスの方が良く穫れました。
植えた畝が異なるので単純に比較できませんが、真黒なすよりは栽培の難易度が高いと感じています。

ピーマン、ししとう

カリフォルニアワンダー

一般的な緑色のピーマンです。

ピーマンの芽出しは、トマトやナスより高温を要求されるようで、なかなか発芽しません。
そのため、毎年1~2個くらいしか苗を作れていません。笑

苗を植えれば数個は実が成るので、赤く熟すまで放置し、なんとか毎年種は採れています。

伏見甘長とうがらし

辛くない緑色のとうがらしです。

実は、この伏見甘長とうがらし、一度も発芽させられてないんですよね…笑
発芽の時点で難易度を高く感じています。

ビニールハウス内に踏み込み温床などで加温したら発芽するのだろうと思いますが、ビニールハウスはないんですよね。
なので、毎年地道に体温で加温していますが、うまくいっていません。

コツがあったら教えていただきたいです。

レタス

サニーレタス

赤いちりちりの見た目の、巻かないレタスです。

赤い見た目が虫に嫌われるそうで、キャベツなどのアブラナ科と混植すると、虫よけになると知り、栽培し始めました。
ただ、キャベツの虫よけになったかは微妙です。笑

とはいえ、このレタス自体にはアブラムシがつくくらいで、基本的に虫に食べられてなくなるということはないので、育てやすいです。

エルシー

黄緑色の巻かないレタスです。ちりちりしています。
大きく育つと、中心部は少し巻きます。

自然農でも育てやすい、巻かないレタスを探していて見つけました。
栽培は容易で、おいしいです。

美味タス

美味タスって、面白い名前ですよね。笑
黄緑色の巻かないレタスです。
エルシーとは違い、ちりちり感は少ないです。

こちらも自然農で育てやすい、巻かないレタスなので育てています。

その名のとおり、美味です。

この美味タスはもう1つ利点があります。
レタスは、春の栽培では暖かくなるにつれて、種をつけるために花を咲かせようとします。
花を咲かせる準備が進むと、レタスの葉がだんだん美味しくなくなります。
美味タスは、その種をつける準備が遅いので、美味しく食べられる期間が長いことが良い点です。

この品種を選んでいる理由

なぜこれらの品種を選んでいるのか、僕の基準をお伝えします。

種を採っていけるかどうか

僕は、自分で種を採り、その種で栽培を続けたいと考えています。

僕が危機感を抱いているのは、野菜の種の自給率が低いことです。
ちなみに、日本の種の自給率が何%か知っていますか?

実は、野菜の種は90%が輸入なんです。
多くの野菜の種は、海外で採種して、輸入しているということです。

そのため、国際情勢に問題が生じた場合、食料を生産することが不可能になる可能性があります。

僕は自給自足を目指しているので、食糧を自分で作ることは最重要課題です。
その元となる種を自分で採って栽培を続けていけるかどうかは、かなり重要なんですよね。

在来種、固定種かどうか

ここで重要なのが、在来種固定種F1品種、というワードです。

なんだそれ?って方もいますよね。
栽培の観点から簡単に説明しますね。

在来種固定種
作物の形や大きさには多少ばらつきがあるものの、種を採り続けても、その形質は大きく変わらず、種を採り続けられる

F1品種
種を購入後の1世代目は大きさ、形は均一に揃うが、2世代目以降は形質がばらけ、同じ品質の種を採りにくい

ということで、種を採り続けやすい、在来種、固定種を選んでいます。
どちらにも良い点、悪い点があります。
このことを話し出すと長くなるので、またの機会にお伝えします。

おいしいかどうか

単純に、おいしいかどうかって大事です。

せっかく自分で種から育てるのであれば、おいしい野菜を育てたいですよね。
おいしい野菜をモリモリ食べて、健康に過ごすのが大事ですからね。

まとめ

いかがでしたか。
僕が育てる品種のことがわかったでしょうか。

サクッと紹介しようと思っていたのに、長くなりました。笑

みなさんが野菜の品種を選ぶにあたり、参考になれば嬉しいです。

また、
「こんな品種もおすすめだよ」
「こんな風に育てているよ」
「在来種、固定種のこと知りたい」

などなど、コメント欄で教えていただけると嬉しいです。

今後も畑のことを書いていきます!
お楽しみに~!

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