秋じゃがの栽培開始!【自然農の秋作のポイント解説】

アンデスレッドの種芋の様子

こんにちは、てもきちです。

ついに8月は更新ができず、毎月更新が途絶えてしまいました…汗
とはいえ、今後も時間を見つけてブログを継続していきます。

さて、なかなか更新できないでいるうちに、秋じゃがの栽培の季節になりました。

本当は9月初旬に種芋を植えるんですが、今年の夏は9月になってもかなり暑いので、様子を見ていたら9月下旬の今になりました。笑

そろそろ植えないとじゃがいもが育たないので(すでに遅いかも。汗)、畑に植えたいと思います。

秋じゃがの栽培ポイントについて

さて、まずは秋じゃがの栽培ポイントについてです。

じゃがいもは、春と秋の2回栽培できます。
ただ、春作と秋作では、異なる点がいくつかあり、注意するポイントが4つあります。

①地温
②栽培期間
③品種
④芽出し

では、それぞれ解説していきます!

地温に注意!種芋は切らない!

まずは、地温について。

春作は、本州の多くの地域では3月に種芋を植えます。
その時は、まだ日中の気温が10℃台と低く、地温も低いです。
地温が低いと芋の成長が遅いので、いかに地温を上げるか工夫が必要です。

対して秋作では、30℃を超えるような時期に種芋を植えることになるので、地温の心配はありません。
反対に、9月は暑く、台風が多い時期なので、植えた種芋が腐らないように注意する必要があります。
そのため、秋作では種芋を切って使わないようにしましょう。

また、植える深さは、春作ほど気を遣う必要はありません。
春作では地温が低いために、深く植えると芽が出るまでの時間がかかるので浅く植える必要がありますが、秋作では10cmほど掘り、種芋が土に隠れればOKです。

栽培期間が短い!

次に栽培期間について。

春作では、3月に植えた後は、夏が訪れる6月~7月頃までの4か月間生育できます。
秋作では、9月に植えた後、冬が訪れる12月上旬くらいで成長が止まるので、最長で3か月半くらいです。

となると、晩成品種を植えてしまうと、生育しきれないまま12月に成長が止まることになります。

品種選びが大事!

じゃあ、どんな品種を選べばいいの?

ってことになりますよね。

春作で収穫した芋を種芋として使いたいと考えている方は、休眠期間の短い(芽が出やすい)品種しか使えないので注意が必要です。

例えば、アンデスレッド、デジマ、ニシユタカなどが適しています。
これらの品種を使えば、長期保存はできませんが、春作と秋作での栽培ができます。

僕は、アンデスレッドさんじゅうまるを主に栽培しています。

ホームセンターなどで購入する方は、何も気にせず売っている品種で気に入ったものを選んでもらえばOKです。

秋作の芽出しについて

春作では芽出しが非常に重要な要素ですが、秋作では、秋作に適した品種を選べば、春に収穫したじゃがいもの芽が程よく出ていると思います。

「え…あまり出ていないよ?」と言う方は、8月下旬頃から以下のことを試してみてください。

①発泡スチロール容器の底に穴を開けて畑の土を入れる
②じゃがいもを土に埋め、日陰に置く
③土が乾燥しないように毎日水やりをする

これで芽や根が出てきたら、畑に植え替えてあげてください。

面倒な方は、芽が出ていなくても直接畑に植えちゃってください。
たぶんそのうち芽が出てくるので大丈夫です。笑

秋じゃがの植え付け

それでは植え付けについてです。
実際に植えていきますよ~。

今回植える品種について

今回植える種芋は、先ほど挙げた2品種です。

アンデスレッドと…

アンデスレッドの種芋の様子

さんじゅうまるです。

さんじゅうまるの種芋の様子

アンデスレッドの方が芽が出ていますね。

この種芋たちは、春作のじゃがいもを7月に収穫してから段ボールに入れて常温で保管していました。
2か月以上経ち、程よく芽が出てくれています。

この2品種の詳細については、以前にブログに書いていますので、参考にしてください。

植える種芋の大きさは、50g以上あるものを選んでください。
最初は芋自身を栄養にして成長するので、小さすぎると栄養不足で成長が遅れます。

多少もったいないと感じても、大きめのものを選んでおくと安心です。
先ほども言いましたが、大きいからと言って種芋を切って使わないように注意してくださいね。

さあ、種芋の準備ができたので!

畑へレッツゴー!!

畝の準備

畑に着きました!

草ボーボーの畑の様子

あ、間違えた。草むらでした。




………じゃなくて!
僕の畑です…。笑

この中に、ナス、ピーマン、サツマイモが植えてあるんですが、草刈りをサボっていたらこんなことになっていました。
夏の草の成長は本当に速いんですよね…。
(ナスたちは、じゃがいもを植えた後に草刈りして救出しておきました。汗)

さて、気を取り直して、まずは畝の草刈りです。

僕の取り組んでいる自然農は、不耕起といって土を耕さずに作物を育てます。
一度立てた畝はずっと使うので、耕運機で耕したり、毎回畝立てをしたりはしません。
そのため、栽培の最初に行うことは草刈りからです。

まずは畝の上に生えまくっている草を草刈り機で刈り、

じゃがいもを植えつける予定の畝の草を刈った後の様子

そのあとは鎌を使い、手作業で畝の表面の草を取り除き、きれいにしました。

じゃがいもを植えつける予定の畝の草を刈り、きれいに取り除いた後の様子

畝の両側に刈った草がもりもりに積みあがっていますね。笑
これで、植えつける畝の準備ができました!

種芋の植え付け

次に、畝の上に植えつける種芋を並べていきます。

並べる間隔は30cmです。
春作と同様に、種芋を靴1つ分の間隔で置いていきました。

畝の上に植えつけるじゃがいもの種芋を並べた様子

置き終わったら、ひとつずつ穴を掘って植えていきます。
(種芋の形が変ですが、気にしないでください)

穴を掘った中に置いたじゃがいもの種芋

全て植え終わりました。

じゃがいもを植え終えた畝の様子

植え終わったら、草を被せておきます。いわゆる草マルチ。

草を被せ終わった畝の様子

まだ日中は日差しが強く暑いので、保湿が必要なんですよね。
自然農では、この草の下で微生物や虫たちが生活することで、土を豊かにしていってくれます。

まとめ

これで今年の秋も無事にじゃがいもを植えつけることができました。
草むらに迷い込んだ時はどうなるかと思いましたよ…。汗

2週間ほどしたら芽が出てくれたら嬉しいですね。
12月まであまり時間がないので、無事に成長してくれることを願っています。

この後の作業は、春作と同様、芽が出たら土寄せをします。
あとは周囲の草が伸びすぎないよう管理をし、12月の収穫を迎えます。

今後の経過も紹介したいので、ブログ更新頑張ります。

(2024年の春じゃがの植え付けしたときのブログです↓)

コメント

タイトルとURLをコピーしました