こんにちは、てもきちです!
先日、古民家の内覧に行ってきました。
…あ、最近は畑関係の投稿ばかりしていたので、久々に畑関係ではない投稿ですね、笑
移住先を決めるにあたっては、物件だけでなく、周囲の状況も重要です。
古民家を2件内覧してきて、思うことがあったのでそのことについて書きます。
内覧した古民家について
不動産屋さんに案内してもらい、2件内覧してきました。
1件は明治30年築の元茅葺き屋根の古民家、もう1件は明治35年築の瓦屋根の古民家でした。
1件目(明治30年築の古民家)
古民家の状態
1件目は平屋で、茅葺き屋根の上にトタンが張ってあり、塗装が剥げて錆びかけている状態でした。
家の中は、床がふかふかしており、部屋によっては床が抜け落ちている状態でした。
家財は片付けられていて、広い土間がありました。
土間にはかまどがあったので、それは魅力的でした。
家の外は、片面が家の壁と地面をワイヤーで繋げてあり、反対の面は金属の柱で支えられていました。
台風で飛ばないように緊結されているそうです。
1件目の感想
良い点
- 家財が片付いている
- 家財の片づけに時間やお金をかける必要がない
- 広い土間がある
- 収穫した野菜を土が付いたまま家に入れられる
- かまどがある
- 薪を使用して調理でき、エネルギーの自給ができる
良くなかった点
- 風で飛ばないようにワイヤーや柱で補強されていたこと
- いつまで家が持つのか不安を感じた
- 敷地内に業務用の太陽光パネルが設置されていたこと
- 大規模な太陽光パネルからの電磁波による健康被害が心配
- 床が自然に抜け落ちるほど湿気で痛んでいたこと
- 床だけでなく柱の下部も傷んでいる可能性が高く、修繕のハードルが上がる
マイナスな点が大きく感じたので、見送ることにしました。
2件目(明治35年築の古民家)
古民家の状態
2件目は、2階建てで瓦葺きでした。
瓦はそれほど悪い状態ではありませんでした。
家の中は、こちらも床がふかふかしており、部屋によっては床が抜け落ちている状態でした。
家財はそのまま残されており、かなりの量の物が置いてありました。
土間はあるものの、板張りにしてありました。
ただ、雨漏りのために、その板は一部が腐ってしまっていました。
家の外は、朽ち果てた2階建ての小さな建物がありました。
これは解体するしかなさそうでした。
他には、蔵らしきものと、母屋に増築された1部屋がありました。
感想
良い点
- 瓦の状態が悪くない
- 瓦の改修費は高額になるが、その必要がない
- 金額が安い
良くなかった点
- 解体が必要な附属建物があること
- 解体費、解体のための時間、手間が必要となってしまう
- 家財がかなりの量残っていたこと
- 片付けから始める必要があり、費用、時間がかかってしまう
- 床が自然に抜け落ちるほど湿気で痛んでいたこと
- 床だけでなく柱の下部も傷んでいる可能性が高く、修繕のハードルが上がる
- 集落の中心部に近く、山水や井戸、薪を使用した自給的暮らしをしにくい
こちらの物件も、マイナスな点が大きく感じたので、見送ることにしました。
2件を内覧して思ったこと
2件とも古民家ではありましたが、建物の状態や立地が希望に合いませんでした。
不動産屋さんは2件目の方がよいと思って案内してくれていたようですが、僕は1件目の方がよい物件に思えました。
やはり、自分の目で見てみないとわからないものだと感じました。
また、物件だけでなく、立地も重要であると思いました。
僕のように、自給自足ができる物件を探している場合は、街中の古民家では満足できないわけです。
ただ、古民家にこだわりすぎると、いつまでも理想の物件が見つからないということになりかねません。
そのため、自給自足的な暮らしのできる自分の希望を満たすのであれば、物件は100%古民家でなくてもよいのではないかと思えてきました。
結局、古民家にこだわるのか、自給自足的な理想の生活ができる環境を重視するのか、どちらかにウェイトを置く必要があるのだと思います。
僕の今の気持ちとしては、自給自足的な理想の生活ができる環境を求める気持ちが強いです。
古民家は古民家で非常に魅力的ですが、今は住む家よりも、望む環境で暮らすことの方が重要に思えています。
いつまでも理想の物件が見つからない状況は避けたいので、妥協できるところは妥協して、納得できる物件を見つけたいです。
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