こんにちは!
てもきちです!
今回は、コンポストトイレについてです。
それも、男性の小用です。
大便用のコンポストトイレはネット上でも多々紹介されていますが、男性の小用となると、案外少ないんですよね。
僕も以前に、大便用のコンポストトイレを自作した記事を書いています。
おかげさまで一番よく見ていただいてるので、今回は男性の小用のものについて紹介しようと思います。
作ろうと思ったきっかけ
コンポストトイレを作った後、
「小だけの場合も、溜めれば畑の栄養として使える」
と思ったので、簡単に溜められる男性の小用のトイレを作ってみることにしました。
コンポストトイレを作るための調査&考察
例のごとく、コンポストトイレを作るために調査&考察です。
ネット検索すると、スカイトイレなるものがありました。
構造はシンプルで、尿を受ける便器と、尿を溜めるタンクが上下に繋げられているものです。
特に工夫が必要なところはなさそうです。
これなら、大便器より簡単に身近な素材で作れると思ったので、早速作ってみました。
完成した男性の小用コンポストトイレ
ジャジャーン!!
これが完成した姿です。
シンプルでしょ?
これなら作れそう!って思いませんでした?
その通り!
簡単なので、みなさんもすぐに作ってください。笑
材料さえ用意すれば、1時間もかからず作成できちゃいます。
では早速、作成方法をお伝えします!
材料と道具
必要な材料と道具です。
材料
- 2リットルのペットボトル
- ペットボトルキャップ(直接飲むためのキャップ。ダイソーで購入)
- チューブ(内径8mm(外径9~10mm)×1m。ホームセンターで購入)
- ビニールテープ
- 接着剤(プラスチック用が望ましいが、木工用でも可)
- 灯油タンク2個
- 壁掛け用のフック(耐荷重1kgあれば十分)
道具
- 穴あけ用のドリル(直径8~9mm。チューブの外径より小さければOK)
- ハサミ
- カッターナイフ
- 油性ペン
- 金づち(フックを壁に設置する際に必要であれば)
参考に、材料の写真です。
いろいろ写っていないものがあります。
すみませんが、脳内補完してください。笑
作り方
ペットボトルに穴を開け、ビニールテープを巻く
小便器にするためのペットボトルに、油性ペンで切るための目安の線を書きます。
カッターナイフで線に沿って切ります。
ビニールテープで切り口を覆います。
灯油タンクの蓋に穴を開ける
灯油タンクの蓋の中心に穴を開けます。
チューブの外径が10mmくらいなので、8~9mmくらいのドリルで穴を開けます。
灯油タンクを2つ用意しているので蓋は4つありますが、穴をあけるのは1つだけです。
落下防止でひっついていない方に穴を開けた方が、後の運用が楽です。
運用については後述します。
ペットボトルキャップに接着剤をつける
ペットボトルキャップには、下の写真のように穴が開いているので、接着剤で埋めます。
埋めたら1日乾燥させてください。
埋めました。
裏側も埋めました。
ペットボトルキャップの取り付け
ペットボトルキャップをペットボトルに付けます。
…ん?
あれ…!?
…入らん…!笑
なんと!
ペットボトルとペットボトルキャップのサイズが合わないというトラブル発生!笑
どうやら、このキャップとサントリーの天然水は相性が悪いみたいです。
先に確認しておけ、って話なんですが、「まぁ大丈夫でしょ」って思ってました。笑
以前に「いろはす」で作ったときは大丈夫だったので、後日いろはすを買ってきて作り直し、事なきを得ました。
チューブの取り付け
気を取り直して制作再開です。笑
ペットボトルキャップをセットできたら、チューブを取り付けます。
ペットボトルキャップにチューブを差し込み、タンク側には穴を開けた蓋にねじ込みます。
この写真ではチューブが潰れた状態になっていますが、前後に動かしたところ、通常の状態にもどりました。
もし、穴が狭すぎて通常の状態に戻らなければ、穴をもう少し広げ、チューブが筒状に広がるようにしてください。
完成!
チューブを取り付けられたら完成です!
この写真は、ペットボトルキャップが完全にはまっていない未完全のものですが…笑
運用方法
完成したところで、運用方法について紹介しますね。
まずは、1つ目のタンクを使用して尿を溜めていきます。
タンクに落ちやすいよう、チューブのついていない方の蓋は、密閉せずに緩めに閉めておきます。
1つ目のタンクが溜まったら、もう1つのタンクに交換するため、チューブのついている方の蓋を外し、もう1つの空のタンクに取り付けます。
空のタンクのチューブのついていない方の蓋は、緩めておいてください。
1つ目の溜まったタンクはしっかり蓋をして、畑などへ持っていきます。
広がる活用方法
このコンポストトイレも、大と同じくどこでも設置可能です。
壁があれば壁掛けできますし、スタンドがあればどこでも設置可能です。
さらには、ベッドで寝ている人なら、ベッドの横に設置して置けば、寝たまま用を足すこともできるかもしれません!
少しコツが必要かもしれませんが、ペットボトルを切り開く大きさを小さくしておけば漏れる可能性が低くなりますし、高低差があれば、尿はタンクに落ちてくれますからね。
上手く活用すれば、高齢者の頻尿対策にも役に立つかもしれません。
女性用は、今のところ小だけのもののアイデアはないので、寝たまま使用するのは難しそうですね。
良いアイディアがあったら、教えてください。
まとめ
コンポストトイレの小用のものについて紹介しました。
大用より簡単に作成でき、設置場所も自宅のトイレに追加して置くことができるので、みなさんもぜひ作ってみてください。
気になる点は、材料が全てプラスチックなので、自然に還る材料でないことです。
結局は、何も使わず自宅の敷地内の適当な場所で用を足すのが、一番自然にいいんでしょうね。笑
個人的には、下水処理をいかに地球環境に負荷なく、簡単に行えるかってことに興味があるんですよね。
そのため、今回のコンポストトイレより、もっと良い材料、方法があれば教えてくださいね。
僕も、これからも良い下水処理について学び&実践をしていくので、何か気付いたことがあれば、またお伝えします!
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