こんにちは、てもきちです。
今回はトイレの便座交換についてお伝えします。
自給自足を目指す者としては、ひとつの物を長く使用していきたいとは思っていますが、劣化や故障など、どうしても交換するしかない場合があります。
一般的には、便座交換となるとトイレ関係の工事業者に依頼すると思います。
でも、ここは自給自足を目指すブログです。
自分でやります。
そうはいっても、
- 便座交換なんて自分でできるの?
- 水漏れしたりして危ないんじゃないの?
- やっぱり業者に頼むものじゃないの?
なんて思いますよね。
でも大丈夫です。
工程を把握して、道具と材料を準備すれば、難しい作業はありません。
ということで、
僕が実際にどのように便座交換をしたのか、お伝えします。
(念のため、水漏れや上手くいかない可能性もあるので、自己責任でお願いします)
下準備

まずは下準備です。
工程を確認し、道具と材料を揃えます。
工程はネットで調べました。
道具
- プラスドライバー
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- 付属の簡易レンチ
材料
- 便座
これだけです。
全てホームセンターで揃います。
取り付け用の簡易なレンチは便座にも付属していますが、水栓からホースを取り外す際や、交換前の便座によっては取り外す際にモンキーレンチを使用する場合があるので、用意しておくといいです。

便座の互換性が心配…。サイズは合うの?
なんて心配される方もいると思います。
トイレには、「大型サイズ」と「標準サイズ」があるそうで、今販売されている便座はどちらにも対応可能なものとのこと。
なので、気に入った便座を購入すればOKです。
僕はホームセンターで便座とにらめっこして、これに決めました。

交換作業
道具と材料を揃えたら、交換作業に入ります。
基本的には、説明書どおりに作業をすれば問題ありません。
交換前のトイレはこんな感じ。

では、作業に入ります。
コンセントとアースを外す
まずはコンセントを外します。
作業中に感電するわけにはいかないですからね。

アースも外します。
プラスドライバーでねじを緩めて、電線を引っ張れば外れます。

水栓を閉める(水を止める)
作業中はホースを外すので、水を止めるため水栓を閉めます。
マイナスドライバーで右回りに閉めます。
長年動かしていない場合は固くなっていることがあるので、頑張って閉めてください。

便座の取り外し
便座を取り外します。
便座を取り外すにあたり、ウォシュレットと水栓がホースで繋がっているので、それを外します。
緩めるので、左回りに回します(写真の場合では奥に向かってレンチを回す)。
あまり力を入れすぎると水栓自体がぐらぐらしてしまうので、注意しながら外します。
水栓を閉めてはいますが、ホース内の水が出てくる場合があるので、洗面器などの浅い容器を下に置いてから外します。

外れました。

続いて、便座本体の取り外しです。
下の写真のように、便座の奥に取り外しボタンがついているので、ボタンを押しながら便座全体を手前に引きます。

手前にずれてきて、固定プレートが見えてきます。

外れました。

ウォシュレットが貯湯式の場合は、ウォシュレット内に水が貯めてあるので、そこからもこぼれないように注意してください。
どこかに排水口があると思うので、そこから排水後に廃棄してください。(うちの場合はしばらくウォシュレットを使用していなかったためか、水は入っていませんでした)
古いプレートの取り外し

古いプレートを取り外します。
プラスドライバーでねじを回せば外れます。
パッキン(黒いもの)が入っていたので、力ずくで引き抜きました。

外れました。

余談ですが、プレートを留めていたナットは、なぜか周りがゴムのようなもので覆われていました。そのゴムが劣化してぐにょぐにょになっていて、外しにくかったです。

新たな便座プレートの取り付け

新しい便座プレートを取り付けます。
取り付ける際は、便座プレートやボルトが便器に落ちてほしくなかったので、先に丸ナット、ワッシャー、ナットを軽く仮締めしてから、位置を決めました。
丸ナット、ワッシャー、ナットは、丸ナット、ワッシャー、ナットの順に留めてください。
そうすることで、ナットを締め付けたときに、丸ナットが便器に食い込むことで固定力を強めてくれます。

説明書を見ながら、位置を決めます。

奥に近すぎると、便座の蓋を開ける際にタンクに干渉して開かなくなるので、注意が必要です。

奥から2cmは空ける必要があったので、下の写真の位置で固定します。
便器下のナットを付属の簡易レンチで締め付けます。

固定できました。
動かないことを確認しておきます。

便器の取り付け

便座を取り付けます。
取り外したのと反対に、プレートに便座をスライドしてはめ込みます。
取り付け時は、取り外しボタンを押す必要はありません。
左右を合わせて押し込みます。

カチッとはまる感じがして、手で動かしても動かなければOKです。
これで便座の取り付けができました。

ホース、アースの接続

ウォシュレットと水栓を付属のホースで繋ぎます。
付属のレンチで締め付けてください。水栓側のサイズが合わない場合は、モンキーレンチで締めてください。

続いて、アースを接続します。
先端をこんな感じに折り曲げて、プラスねじの下に滑り込ませます。

プラスドライバーでしっかり留めたら取り付け完了です!

水栓を開け、水漏れがないか確認

最初と反対の要領で、マイナスドライバーで水栓を左に回して開けます。
水が漏れなければ完了です。

水が漏れる場合は、一旦水栓を閉め、ホースの接続場所をしっかり締め直してください。
数日後に漏れてくることもあるようなので、しばらくの間は気にしておいてください。
ホースが余った
実は、説明書通りに作業していましたが、ホースが1本余りました。
下の写真にある、長いホースです。

これがなにをするものだったかというと、水栓とタンクを繋ぐものでした。
なぜ使わなかったかというと、説明書に書いてあるタンクはシンプルな物でしたが、うちのタンクの中は構造が複雑だったんですよね。説明書と違いすぎたので、このホースを取り付けるのをやめました。
ホースを交換しなくても、従来のもので問題なく動いているので、何も問題ありません。
Q&A

僕が作業する中で疑問に思ったことを、Q&A形式で残しておきます。
Q どの便座を買えばいいの?
A ホームセンターで売られているものならサイズも合うと思うので、どれでもOKです。
機能は様々ですが、自分が何を求めているかで決めればいいと思います。
ちなみに、僕が探していて初めて知ったのは、ウォシュレットのノズルがステンレスのものがあるということです。
僕の買った便座もノズルがステンレスです。少しでもプラスチックではないものが良かったのと、値段も高くなかったのでこれにしました。
Q 費用はいくらかかったの?
A 道具は持っていたので、便座の購入のみで約2万円でした。
道具も購入する場合でも、今回の道具ならプラス3,000円程度で済むと思います。
業者に頼む場合は、出張費や作業費などでプラス数万円になると思うので、安く済みました。
Q 便座のサイズがずれているように感じるけど大丈夫?
A 最初にも書いたように、売られている交換用の便座は、大型便座と標準便座のどちらのサイズにも対応可能なように作られているので、多少のずれは生じるみたいです。
実際僕のトイレも、便座の内側に便器の内側が見えています。
ぴったりはまればラッキーって感じですかね。
.png)
Q 手で揺らすとぐらぐらするけど大丈夫?
A 多少の揺れは大丈夫です。
大きく揺れる場合は、ねじの締めが足りていない可能性があるので、増し締めしてください。
Q 外した便座の処分方法は?
A お住まいの市町村のごみ処理方法に従って処分してください。
ちなみに僕は、便座とウォシュレット部分が簡単に外れたので、それぞれ不燃ごみの袋に入れて出しました。それができない場合は、粗大ごみになるようです。
まとめ

便座の交換が無事にできました。
これで便座交換の自給達成!です。
作業時間は、説明書を読んだりネットで調べたりしながらで2時間くらいでした。
やはり前準備として、手順や必要な道具を確認しておくことは重要です。
DIYでは、作り方が行き当たりばったりだったり、道具や材料が足りない!なんてことがよくあります。笑
作業がわからなくなって中断してしまったり、道具や材料が足りないとわかるたびに買いに行っていては、作業が進まないですからね。
あと、自給自足は田舎でしかできない、ということはありません。
街中に住んでいても、自分でやれることはあります。
特に今はネットでなんでも調べられる時代なので、やり方を調べていろいろやることができます。
DIYは自己責任ではありますが、経験を得られるし、何より達成感があります。
自分の手で生活を良くしていくのは凄く楽しいので、皆さんもやってみてください。
過去にはコンポストトイレも作りました。
よければ見てください。
コメント