こんにちは、てもきちです!
昨今は物価高騰でいろいろなものが値上がりしていますよね。
生きるために必須の食材も値上がりが続いています。
そんな世の中だからこそ、
自給自足すればお金がいらないのではないか…?
なんて、自給自足に関心のある方は、一度はそう考えたことがあるのではないでしょうか。
果たして実際にそうなのか。
食材は自分で野菜を作れば自給できます。
でも、日本で生きるうえで切っても切れないのが税金です。
その税金について考えるこのシリーズ。
今回で第3弾です。
【↓第1弾、第2弾はこちら!】
閲覧数の少ないこのブログですが(泣)、実は人気上位の記事となっています。
みなさんの関心が高いってことですね。
昨今は物価高で、実質賃金が低下し続けているという状況なので、お金に頼らないで生きる方法を模索している人が増えてきているのかもしれません。
そういう僕もその一人です。
なんとか上手く生活して、お金だけに頼る生活から一歩離れたいと思っています。
前置きが長くなりましたね、本題に入ります。
今回は自給自足が自動車に関係する税にどのように影響するのかを考えます。
一緒に考えて、より良い未来を一緒に掴みましょう~。
【今回は税についての説明が長くなったので、結論を知りたい方は先に結論をご覧ください】
自分に影響する税金の種類
まずは、前の2回と同様ですが、自給自足でも影響する可能性のある税金を挙げておきます。
- 消費に応じて変動する税
- 消費税
- 所得(もうけ)で変動する税
- 所得税
- 個人事業税
- 個人住民税
- 国民健康保険税
- 所有する土地・建物に関する税
- 固定資産税・都市計画税
- 不動産取得税
- 登録免許税
- 財産の移転に関する税
- 相続税
- 贈与税
- 自動車に関する税
- 自動車重量税
- 自動車税
- 種別割
- 環境性能割(旧 自動車取得税)
- 軽自動車税
- 種別割
- 環境性能割(旧 軽自動車取得税)
- ガソリン税
- 軽油引取税
- 石油税
毎度ですが、多っ……!
ってなりますよね。笑
税金って本当に種類が多いんですよね。
それでは、今回は自動車に関係する税について、お話していきます。
(以下に記載した情報は執筆時点での情報です。税制はよく変更されるので、ご自身で最新の情報を得るようにしてください)
自動車に関係する税
以下の6つの税が、自動車に関係する税です。
- 自動車重量税
- 自動車税
- 種別割
- 環境性能割(旧 自動車取得税)
- 軽自動車税
- 種別割
- 環境性能割(旧 軽自動車取得税)
- ガソリン税
- 軽油引取税
- 石油税
これだけあると、何が何だかわかりませんね。笑
種類ごとに簡単に説明しますね。
自動車重量税
概要
自動車重量税は国税で、新車購入時と車検時に次の車検までの年数分の税額を払います。
乗用車なら、新車購入時は3年分、車検時は2年分払うということですね。
税額
車の重さによって税額が決まっています。
例えば、1トン~1.5トンなら新車購入時は36,900円(3年分)、車検時は24,600円(2年分)です。
自動車税
概要
自動車税は都道府県の税です。
自動車税の中に、種別割と環境性能割があります。
自動車税種別割は、毎年都道府県から納税通知書が送られてきて納めるものです。
自動車税環境性能割は、旧 自動車取得税で、旧名の通り軽自動車以外の自動車を購入した際に納付するものです。
税額
自動車税種別割は、排気量によって税額が異なります。
排気量が上がれば上がるほど税額が上がります。
自動車税環境性能割の税額は、
取得価格(課税標準額) × 税率
で算出されます。
取得価格は、中古自動車の場合、
購入価格 × 残価率
で算出されます。
残価率は、自家用の普通自動車の場合、6年落ちの自動車では0.100、つまり10分の1になるので、
例えば新車の価格が300万円の車なら、取得価格は、300万円×残価率0.1=30万円となります。
ただし、取得価格が50万円以下であれば、課税されません。
なので、中古自動車の購入では、自動車税環境性能割が0円で済むことがあります。
税率は、車種によって細かく分かれているので、ここでは割愛します。
ただ、電気自動車やプラグインハイブリッド車は税率が0%なので、取得価格がいくら高くても税額は0円ということになります。
軽自動車税
概要
軽自動車税は市町村の税です。
仕組みはほとんど自動車税と同じと思ってもらってOKです。
軽自動車税の中にも、種別割と環境性能割があります。
軽自動車税種別割は、毎年市町村から納税通知書が送られてきて納めるものです。
軽自動車税環境性能割は、旧 軽自動車取得税で、旧名の通り軽自動車を購入した際に納付するものです。
税額
計算の仕組みは自動車税と同じですが、残価率は4年で0.1になります。
取得価格が50万円以下であれば課税されないのは同じです。
なので、そもそも軽自動車は購入価格が普通自動車より安いので、中古自動車ではより税金が安くなることになります。
ガソリン税・軽油引取税・石油税
概要
普段何気なく入れているガソリン、軽油、灯油などにかかる税金です。
税額
ガソリンには、1リットルあたり、ガソリン税53.8円、石油税2.8円がかかっています。
軽油には、1リットルあたり軽油引取税32.1円と石油税2.8円がかかっています。
灯油は、1リットルあたり石油税2.8円のみです。
さらに消費税も加算されているので、ガソリンを使えば使うほど税金を支払う必要が生じます。
自給自足ではどうすればよいのか
税金の説明が長くなってしまいましたが、ここからが今回の肝心の内容です。
自給自足において自動車に関する税金がどう影響するのか
ですよね。
究極の結論はもちろん、
車を持たずに生活する
ことが車に関するお金が全くかからない方法ですが、田舎では都会と違い、近くに店や病院はありません。
バスや地域の乗り合いタクシーを使う方法はありますが、移動の自由度が下がりますし、収穫した野菜や薪などの運搬はできません。
自給自足では、一般的なサラリーマンほどの現金収入は見込めないと思っているので、
いかに税額を抑えて生活するか
が重要となってきます。
結論
そこで、車の税金の仕組みを踏まえて考えた僕の結論は…
6年落ちの中古電気自動車を買う!
です。
理由は以下の4つです。
1 車検時の自動車重量税が安い
2 電気自動車は自動車税環境性能割がかからない
3 自動車種別割が一番安い
4 ガソリンに関する税を全て払わなくてよくなる
税金をいかに安く抑えるか、という視点ではこれがベストだと思います。
それに、電気自動車はオイル交換が不要ですし、自宅に充電用のコンセントを設置(10万円くらい)すればガソリンスタンドに行く必要もなくなるメリットもあります。
(地域のガソリンスタンドの経営にとっては痛手となりますが)
今は電気の方がガソリンを使うより安く済むので、ランニングコストも下がります。
メリットの多い電気自動車ですが、僕は薪や野菜の運搬をする予定なので、軽トラックを使いたいんですよね。
そこでネット検索をしてみたら、エレモという電気自動車の軽トラックが出ていました。
2021年から販売されているようですが、価格が軽トラで300万円ほどするので、個人では簡単には手が出ませんね。
過去には三菱からミニキャブ ミーブという電気自動車の軽トラックが販売されていました。
その中古を検索すると1台見つかりましたが、10年落ちで約130万円でした。なかなか高額です…。
他に電気自動車となると、日産のリーフ、軽自動車のサクラなどがありますが、僕の使用方法ではそれらの車では足りないので、残念ですが選択肢とはならないんですよね。
改めて結論
そこで、改めて考えてみます。
自分のイメージする田舎暮らしに合う車、つまり、野菜を栽培し、薪を自分で調達するために運搬に便利で、なおかつ税金面も考慮した車は何か。
答えは……
ガソリンタイプの4年落ち以上の中古軽トラック!
です!
どや!
…って感じで言ってみましたが、田舎では当たり前の選択ですね。笑
その理由は以下の5つです。
1 車検時の軽自動車重量税が安い
2 軽自動車税環境性能割の残価率は4年で0.1となり、ほぼ全ての軽自動車の取得価格が50万円以下となると思われ非課税であること
3 自動車税よりも軽自動車税は安い
4 燃費がいいのでガソリン使用量が少なく済む
5 荷物の運搬が容易
税金をいかに安く抑えるためには電気自動車がベストですが、現時点では車の購入価格が高すぎるので、ガソリンの中古軽トラックを購入するのが、今のところの僕の最適解となりそうです。
長々と書いてきましたが、田舎で皆さんが選択している車が最適解ということがわかりました。笑
やはりいろいろメリットがあるから選択しているわけですよね。
僕も大人しく、中古の軽トラックに乗ることにします。
今後、再び三菱から電気の軽自動車が販売されるようですし、中古の安価な電気自動車が出回るようになれば、電気自動車が身近になるかもしれません。
その人の生活や世の中の変化でベストの答えは変わるので、みなさんもご自身の考える暮らしに合わせて自動車の選択について、改めて考えてみてはいかがでしょうか。
この記事が参考になれば嬉しいです。
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